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渋谷・松濤のセラピールーム「Heart Retreat」のブログです。
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Posted by ハート・リトリート
 
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私の力を奪わないで 

このお話はあるクライエントの方を例にあげていますが、ご本人了解の上、テーマのみを活かし、内容は個人が特定できないよう大きく改変しています。



「お母さんが何でもやっちゃうんじゃなくて、私にやり方を教えてほしかったの

退行催眠で小さな子どもの頃に戻ったその女性は、

少し甘えたような口調でつぶやきました。

Sさんは32歳の派遣社員です。

恋愛も仕事もうまくいかず、この先の人生に不安をおぼえてセラピールームへ来られました。



彼女は、はなから不誠実とわかりきった恋人を選んでお金を無心されたり、

うますぎる就職話が、実はマルチ商法の勧誘だったり、と

周りをハラハラさせるようなことを繰り返しています。

今度こそ、友達や親が見直すような私になろう、と思えば思うほど

危ない橋を渡ってしまう自分がいて、結果、失敗してしまうのです。



Sさんは、本来はとても聡明な素敵な女性です。

彼女はセラピーを受けるまで自覚していませんでしたが、

これまでの人生「自分の力」に信頼を寄せられずに生きてきました。

もちろん、普段の生活で自分が「出来る」と感じていることはいくつかありますし、

実際に色々なことも「出来て」います。

しかし、心の深い部分では「自己信頼感」がないのです。

その無意識の不安感から、今の自分にそぐわない

どでかいことを成功させ(て自信をつけ)ようという野心だけが先にたってしまっていたようです。



Sさんのお父さんはSさんが小学生の時に病気で亡くなりました。

それ以来、Sさんのお母さんは、Sさんに不憫な思いをさせないよう、

女手一つで働きに働いて、Sさんを育ててくれました。

お母さんはとても気がつく人で、忙しくても手があいていれば、

家の中のこともどんどんやってしまう人です。

大人になった今でもSさんの部屋の掃除だってやってくれます。



子どもの頃、Sさんが友達から仲間はずれにあった時も

話を聞きつけたお母さんはすぐさま問題解決に乗り出して

学校といじめた子の家と話をつけてきました。

何でもテキパキと隙なくこなすお母さん。

「お母さんには何をやってもかなわない」

いつの頃からか、Sさんはお母さんに感謝を感じながらも

一方でプレッシャーのようなものを感じていたそうです。



そんなお話を伺ったあとに、退行催眠を行うと、冒頭のセリフがSさんから発せられました。

催眠状態に入る前のカウンセリングでは、ご自分でお母さんとの関係に

何かキーがあるのではないかとおっしゃっていたのですが、

それが何なのか自分ではわからないのです、とSさんは答えあぐねていました。

けれど、潜在意識はちゃんと答えを知っていたのです。



Sさんはお母さんに自分の代わりに問題を解決することを望んではいなかった。

やり方を教えてもらって、自分でやってみるチャンスを欲していた。

「私を信じてよ」というメッセージともとれます。

不器用でも自分で何かをやりとげることで、自分の力を信じられる手応えを

自我が欲していたのではないでしょうか。



お母さんはSさんが自分で負うべき責任を全部奪い取っていたのですね。

それは、子どもに無力感を植えつける「親の愛という名目の支配」だったのです。

Sさんは無意識に何かがおかしい、と感じていた。

でも、それを自覚することが出来なかった。

なぜなら子どもを愛するが故の親の行動が、自分を破滅させているとは結びつかなかったからです。

彼女が繰り返し選んでいた失敗行動は、彼女のこころの叫びが行動となって現れたものだったのではないでしょうか。



自分の心が欲していたもの、自分が抑圧していたものを理解できたSさんは

少しずつですが、お母さんとの関係を変化させ、「『自立した』自分」に

変化しようと努力しています。
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Posted by ハート・リトリート
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[ヒプノセラピー]  thema:壊れそうな心 - genre:心と身体
無意識を活かす
「私は毎日あらゆる面でますますよくなっている」
このアファメーション(自己宣言)で有名なフランスの薬剤師エミール・クーエは、自己暗示療法の創始者と言われています。

エミール・クーエは、薬局にきたお客様とのやり取りから「『想像力』は必ず『意志』に勝つ」ことに気付きました。

彼はこんな例を挙げています。
「地面に幅30センチ、長さ10メートルの板を置いたと考えてみましょう。その板の上は誰でも踏み外さずに歩けるはずです。今度はこの板が大聖堂の2つの尖塔のてっぺんに渡されていると想像してみましょう。たった1メートルでもこの幅の狭い板を歩ける人はいるでしょうか。」

尖塔


つまり、前者のほうは「簡単に歩ける(できる)」と想像し、後者のほうは「歩けるはずない(出来ない)」と想像しているのですね。どんなに意志の力を使って渡ろうとしても、恐怖心から「歩けるはずがない、絶対に落ちるに違いない」と強くイメージすることで身体がイメージ通りの反応(落下、または一歩も進めない)をしてしまうのです。

さて次に私が「猫の逆立ちを想像しないでください」と言ったとします。


恐らく全員が猫の逆立ちを想像したでしょう。
意志の力で、想像しないようにしても、ついつい「猫が逆立ちしたらどんな格好?」なーんて想像してしまったはずです。(写真は逆にしているだけですが...(笑))
にゃん

クーエはこの意志より強い想像力の力を使って「自己暗示療法」を行うことで多くの人の問題を改善へと導きました。

想像の力が意志にも勝ることが理解できたと思いますが、それではなぜ、私たちはイメージを上手に活かせていないのでしょうか?それはなネガティブ考え方の癖にあります。(続く)
Posted by ハート・リトリート
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[ヒプノセラピー]  thema:セラピー&ヒーリング - genre:心と身体
ブライアン・ワイス博士の研修
ちょうど1年前、アメリカ・ニューヨークで行われたブライアン・ワイス博士のプロフェッショナルトレーニングに参加しました。

オメガ
JFK空港から3ー4時間もかかる、もはやニューヨークとは言えない大自然の中にある施設「オメガ・インスティチュート」が会場だったのですが、ワイス先生の研修もさることながら、この施設の雰囲気にものすごく安らぎを感じました。

東京では毎日パソコンや便利な電化製品に囲まれている生活ですが、それらのものを極力排除して自然からパワーをいただくことを重視している場所に感じられました。
早朝に聞こえる小鳥の声、リスが木に飛び上がる音。
霧がかかった早朝の森や湖。日常を離れて、あらためてこれら自然の姿の素晴らしさを実感しました。

ワイス博士

ワイス博士の研修の様子は、私のホームページに詳しくリポートしています。よかったら覗いてみてくださいね。
Posted by ハート・リトリート
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[ヒプノセラピー
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