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渋谷・松濤のセラピールーム「Heart Retreat」のブログです。
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Posted by ハート・リトリート
 
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ペットとの別れ~悲しみを自覚したとき~
数年前に「亡くなったペットと対話する」
という主旨のワークショップに参加しました。

「今日は1頭だけ亡くなった子を選んで頭に思い浮かべてくださいね」
セラピストの先生にそう言われました。

私は今まで2頭の犬を亡くしました。
1頭は外飼いの雑種で中型犬のロン。
私が小学生のころから飼い始めて、11歳で亡くなりました。
ロン

もう1頭はマルチーズのもちゃこ。
この子は中学に上がる直前から飼い始めて、13歳で亡くなりました。
もちゃこ



「1頭だけ選んで」と言われて、なぜか私はロンを選びました。

「なぜか」というのは、もちゃこは、家の中で飼っていたし
私と毎晩一緒に寝て、高校受験の時も、
大学受験の時も、いつも側にいてくれた存在だったから、
思い入れの強い子は、どちらかといえばもちゃこなのです。
日々思い出したり、家族と思い出話になるときは必然的に
もちゃこの話が多くなっていました。

でも、その日、私はロンを選んでいました。

セラピストと一緒に参加者が丸く輪になってワークは始まりました。

セラピストの誘導で催眠状態に入っていき、
イメージの中に子犬のころのロンを呼び出しました。
当時のロンの体の大きさ、におい、手に抱えた時の重さ
それらがはっきりと自分の中に蘇りました。


初めてロンに会ったその時、自分がどんなに嬉しかったか、

小さいロンと小学生の自分がどんな風に過ごしたか、

成犬になったロンとの生活はどんな風に変わっていったか、

ロンが亡くなったとき、どんなだったか、

私が感じていたこと、ロンが感じていたこと、

言いたかったけど、言えなかったこと

あの時よりも大人になった自分がロンに対して感じること

それらを一つ、一つ確認していきました。


途中から自分の頬が冷たいのに気付きました。
気がつかないうちに涙を流していたのです。
不思議なのですが、ヒプノセラピーで流す涙は
悲しくて流す涙とは違って、塩分をあまり感じない
サラサラした水っぽい涙です。

涙は拭いても、拭いてもあとから流れてきました。


ロンは私が大学の卒業旅行に行っている間に亡くなりました。
当時、フィラリアでずいぶん弱っていたのです。
母によると亡くなる前の日、もう力なんて入らないはずなのに
ロンは犬小屋から出てくると、
いつも家族が出入りする窓の方に向かって
しゃんとお座りして、ずっとそうして何時間もいたそうです。

まるで自分の住んだ家や家族に「さよなら」と
「ありがとう」を言ってるようだったそうです。

私が旅行から帰った時には、すでにロンは火葬されてすべてが終わっていました。
ロンがいない犬小屋だけが汚れた毛布と一緒に残っていました。


私はセラピーのイメージの中でロンに謝っていました。

子どものころに欲しくて欲しくて母に何度もお願いして

飼ったロンだったのに

飽きてしまってごめんなさい。

散歩に行かなくなってしまってごめんなさい。

いうことを聞かない時、感情に任せて叱ってごめんなさい。

最後までちゃんと面倒を見なくてごめんなさい。

そして、命の終わりに一緒にいなくてごめんね、と。


このワークの中で私は
「自分がロンを亡くした悲しさを封印していた」ことに気付きました。

ロンが亡くなった当時の自分は、
「就職を控えていて悲しみ続けている余裕もなかった」
そう自分では思っていましたが、
実は自分にとって大きな存在を亡くしたことを受け止めきれず
また、自分への大きな罪悪感から、悲しみをずっと封印していたのです。
ワーク中はあとからあとから感情があふれてきました。

私のように無意識に自分の気持ちを抑えたり、封印している方は多いと思います。
イメージを使ったセラピーは、自然な形で感情の開放を促します。

このワークショップを受けた当時は、まだヒプノセラピストの勉強は
始めていなかった私ですが、数年後、このワークショップのセラピストと
同じことをさせていただくようになるとは、縁とは不思議なものだわ、
と感じています。

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Posted by ハート・リトリート
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[ペットロス
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